A&K製M249/MK46/PKM を自力で
撃てるようにしよう
6.メカボ内部品を調整しよう
1)ノズル編
(もう日本で手に入らないパーツを紹介しても意味が無いので、ノズル編は再構成します) (2015.4.26 REV.25
再編集)SHS製 MP5K用アルミノズル(全長 21.0mm) 500円前後
現状、入手可能でM249にピッタリのノズルはこれです、流速仕様でも使用に問題はありません。
※M249の適正ノズル長さは、個体差がありますが21.0mm~21.3mmです。
各社のMP5K用21.0mm、M14用21.2mm(注:SHS製を除く)を流用か、M4用などの先端を削って長さを 合わせてください。
(SHS製M4ノズル(21.5mm)をそのまま使用した所、ノズル先端に弾が当たってチャンバー内に弾が入りませんで した)
あとA&K純正のシリンダーノズルは外径がφ5.5mmとマルイ標準(φ5.2mm)より太いため、SHS等の 他社製ノズルが刺さりません。
このため他社製ノズルを使用する場合、シリンダーヘッドも合わせて交換となります。(今回はSHS製Ver3用アルミノ ズルに交換)
M4用ノズル流用の注意点
DEEPFIRE製M14用ノズルの在庫が無くなったため、同社製M4用ノズル(長さ21.3mm)に交換してみました が弾速が安定せず。
殆ど55m/s前後、たまに85m/sとなりました。原因は写真のノズル出っ張りが軽く引っ掛かるのと、ノズルの太い所 がチャンバーと
擦れ伸縮の負荷となり、ノズル前進が間に合っていないようです。(2段構造ノズルは、トラブルの原因となるため避けま しょう)
使わないのも何なので、ノズルを研磨して引っ掛かりを無くしM249で使えるようにしました。
引っ掛かりを削るついでに全体的に研磨したので、ノズルの伸縮がスムーズとなりました。(研磨時間10分ぐらい、ゴム棒 400番使用)
合わせて、チャンバー側の引っ掛かりも研磨しましょう。
研磨前
研磨後(ゴム研磨棒400番で研磨)
おまけ
SHS製M4アルミノズルを21.5mm→21.2mmに長さ調整をして使用した所、弾が40m程度までしか飛びません でした。
(飛ばない原因は上記と同じか?100発程度の試射ですが、ノズルの出っ張りにチャンバーと擦れた跡が付いていまし た。)
おまけ①(日本では入手不可、海外通販で購入可)
DEEPFIRE MP5K用ノズルです。A&K標準のシリンダーヘッドノズルと径はぴったり合いますが、ノズル先端が当たるため少し浮い て
います。最後までノズルを移動させるにはシリンダー側のノズルを、0.5mm程度短くする必要があります。
おまけ②(日本では入手不可、海外通販でも在庫は見当たらず)
DEEPFIRE製M14用ノズルです。前はバトンで買えましたが、1年以上再入荷がありません。(これが一番使いやす かった)
2)タペットプレート編
タペットプレートは元のを流用しま す。 元のタペットは反りが有るため、SHS製Ver.2用タペットプレートに 交換しました。
ノズルの移動量を稼ぐため、タペットプレートを以下のように削ります。
※注意
SHS製Ver.2 タペットプレートがM249/MK46/PKMで使えますが、SHS製に変える場合は必ずこの削り加 工を行ってください。
SHS製は特に肉厚のため、無加工で使用するとノズルが1mm以上進まなくなり、ホップラバーとノズル間の気密が取れなく なり ます。
タペットプレート先端削り(SHS製のタペッ トプ レートも同じ作業なので、写真は元のままとします)
タペットプレート軸部削り (前進移動量を稼ぐため、この作業を行います)
SHS製のタペットプレートを使う場合は、この調整が必要です。 (2014.10.12 REV.8追記)
タペットプレートの両側を削らずそのまま組み込み・メカボを閉めた場合、タペットがメカボに圧迫され動きが渋くなります。
(メカボックスのメッキ厚み程度、タペットレール部が狭くなっているようです。)
このため、メカボに圧迫されないよう、タペットプレートの両側を若干削る(0.2mmぐらい?)必要があります。
※マルイ製M4タペットプレートの加工(2017.10.9追記)
マルイ製のM4タペットプレート(ハイサイ対応)ですが、チョイ加工すればM249で使用可能ですので記載しておきます。
まず無加工で乗っけてみましたが、タペットの山とギア軸の位置がずれています。
VER2メカボに合わせてタペットが作られているため、ギア軸とタペットの当たり位置が合っていません。
上の写真(タペット無加工)だと、タペットの先端がメカボに届かず1mm程度隙間が空いてしまいます。
このままだとホップラバーまでノズルが届かず隙間が発生、空気漏れをしてしまいます。
これを解消するため、セクターギア軸が当たる位置を丸棒(φ6ぐらい)ヤスリで下の写真の通り削ります。
ギアの軸位置とタペットの凹みが無事に合いました。
続いてノズルの突き出し長さを稼ぐため、タペットの先端を下写真のように削ります。
ノズルの引っ掛け出っ張り手前ぐらいまで削ると、0.5mm程度はノズルの突き出し長さが長く出来ます。
上記調整後の写真、タペットプレート先端がメカボと接触しています。
ちなみにタペット用バネは3巻カット、引っ掛けで1.5巻程度使用し、元の長さから4.5巻程度短くしています。
メカボを閉めてタペットを動かしてみた所、動きが渋かったためタペット両側をヤスリで若干削りました。
仮組みしてタペットの動きを見たところ問題無し、無負荷で1分程度ギアを空回ししてタペットをメカボに馴染ませます。
(ここまで)
3)タペットプレート用スプリング編 (超重要)
元から入っているスプリングはVer.2用と同じ長さですが、M249の最短引っ張り長さは17mm、Ver2の最短引っ張 り長さは20mmと
なっており、Ver.2メカボと比べバネの引張りが弱くなっています。
このバネの引張りが弱いため、給弾不良、ホップラバーとノズル 間の気密不良による空気漏れの原因となっています。
加工ですが、ルーターで片側引っかけをカット後、ラジペンで摘んで引っ掛けを再構成しました。
下の写真はバネを4巻きカット後、1巻きを引っ掛けとして合計5巻き短くしました。
ハイサイ&マガジンのゼンマイが標準(強力)な場合は、必ずスプリングをカットしてください。(4巻以上のカット推奨)
マガジンから送り込まれるBB 弾にノズルが押さえつけられ、ノズルが伸び切る前にピストンが開放されションベン弾が出ます。
(ノズルとホップラバーの気密がされる前に、ピストンが開放されています。)
4)ピストン編(SHS製14枚金属歯ピストン以外を使用する場合は、本項は飛ばしてください)
SHS製の14枚金属歯ピストンを使う場合、金属歯の両側を写真のようにルーターで削ってください。(シリンダーと当たりま す・・・)
あとスプリング口も、ヤスリ、カッター等でテーパーを作ってください。(ピスクラ対策)
5)SHS製Ver3シリンダー用アルミヘッドの加工 (2015.9.21 REV40追記)
今までSHS製Ver3アルミヘッドを使ってきましたが、半年前ぐらいのロットからヘッドの固定穴が小さくなってし まい、無加工だと
M249のメカボに入らなくなってしまいました。(メカボ側の突起がヘッドの固定穴に入らず、メカボが閉まりません)
今後SHS製のアルミヘッドに交換したい場合は、SHS製のVer2アルミヘッドを購入してください。
※不思議な事に、最近出回っているSHS製のVer2アルミヘッドは、昔に比べ固定用の穴が大きくなりM2249に無加工で 使用できます。
(前はSHS製Ver2用シリンダーヘッドをM249で使う場合、固定穴を拡張する必要がありました。※0章 NO.3再調整メカボ参照)
最新ロットのSHS製Ver3アルミヘッドを買ってしまった場合、穴の前側をルーターやヤスリで若干削って(0.3mm程 度?)ください。
※0章のメカボ内部写真ですが、シリンダーヘッド部をよく見ると半分ぐらいこの加工をしています。
あと色々な流速チューン改造記事でノズル絞りをよく見かけますが、M249でノズル絞りは絶対に やらないでください。
あれは個人的にセミ撃ちメイン、ローサイ向け用の改造と思っています。
(当方もM4系でノズル絞りをやってみましたが、M120バネでもピスクラするわ、弾速の調整が面倒だで良い事が有りません でした('A`))
ピスクラの主原因(ノズルが狭くなるため、ピストンがフン詰まる)ですし、全体の調整が難しくなる&絞らなくとも50m以上 弾は飛びます
ので、ノズル絞りはお勧めしません。